受けるダメージを「-80」できる技と、プレイ中一度だけHPを全回復できるVSTAR特性を持つ「硬すぎる」と話題のポケモン『ヒスイヌメルゴンVSTAR』についてこの記事では相性の良いカードなど考察していきます。
『ヒスイヌメルゴンVSTAR』の性能解説
ドラゴンタイプ、HP270、にげるエネルギー3、弱点なし。
HPはVSTARの中では中間。にげエネが3なのはマイナス。弱点がないのは耐久型としてもプラス。
【特性】モイストスター(VSTARパワー)
自分の番に使える。このポケモンのHPを、すべて回復する。[対戦中、自分はVSTARパワーを1回しか使えない。]
HP全回復できる特性。VSTARパワーなので試合中1度しか使えないが、後述の受けるダメージを減らせる技『アイアンローリング』と相まってかなり耐久に貢献する。
【技】アイアンローリング
【必要エネルギー】水1鋼1無色1
【効果】次の相手の番、このポケモンが受けるワザのダメージは「-80」される。
【ダメージ】200
200ダメージ与えつつ受けるダメージを「-80」できる強力な技。
「-80」のマイナス効果が想像より強力で、この技が回り始めると、ヒスイヌメルゴンVSTRをワンパンする場合「350」ダメージ必要ということになってしまう。(硬い)
ダメージ「200」もHP低めのポケモンVならワンパンできる威力で強い。
必要エネルギーが水と鋼の2色なので、それぞれの優秀な補助カードを使うことも可能。
進化前の『ヒスイヌメルゴンV』について
進化前の『ヒスイヌメルゴンV』も必然的に戦うことになるので軽く…
まず、1つ目の技『ぬるりところばす』は2エネで使えるので、『メロン』を使えば1ターン目から使うことも可能で使いやすい。
2つ目の技『シェルローリング』は進化後の下位互換だがダメージ「-30」でダメージ「140」なので悪くはない…
…悪くはないですが、これだけで耐久をしようとすると心もとない。
またそれに加えてHPも「220」で、進化後の持つ回復特性もないので比較的倒されやすい。
なので、なるべく早めに『ヒスイヌメルゴンVSTAR』に進化したいところですね。
『ヒスイヌメルゴンVSTAR』と相性の良いカード
ここからは『ヒスイヌメルゴンVSTAR』と相性が良いカードを紹介していきます。
メロン
ポケモンVの水エネルギー加速安定のサポート。
技コストが3エネ(進化前は2エネ)なのでちょうどいい。
オーロラエネルギーなどで水エネをトラッシュして簡単に条件を満たすことができるが、条件を満たせない場合は使用できないので、ドローだけしたいのに利用できない…みたいなことは起こり得る。
このカードを軸にするなら水エネルギーをメインに編成すると安定するかも。
耐久アップ系(ダメージ軽減系、HP増加・回復系…etc)
ヒスイヌメルゴンVSTARは耐久力が非常に高いので、それを伸ばす構成にするなら、受けるダメージを軽減できるカードや、回復系のカードがおすすめです。
エイチ湖
ヒスイヌメルゴンVSTARは水エネルギーが技に必要になるので、必然的にエイチ湖の対象になります。
「-20」単体では少し物足りなさもありますが、ヒスイヌメルゴンVSTARの技で常時「-80」可能なので、それと合わせて受けるダメージが毎回「100」減ると考えると強力です。
(例:このスタジアムがあるだけで、『アイアンローリング』状態のヒスイヌメルゴンVSTARをワンパンするために「370」ダメージ出す必要がある)
またオーロラエネルギーなど全色のエネルギーがついている場合も対象なので、2色必要なヒスイヌメルゴンVSTARでも使いやすいのですが、逆に、相手が水・闘に関係ないデッキでも対象になってしまうことがあるのでその点は注意です。
そもそも水タイプは現環境で強力なので相手に塩をおくる場合も多いかもしれません。
かがやくサーナイト
ダメージ軽減系カードその2。
ポケモンVからに限定されるものの、受けるダメージを「-20」できる。
ポケモンV環境の現状+高威力の技は比較的ポケモンVが使うことを考えると、かなりの場面でこの効果を受けることができるでしょう。
この『かがやくサーナイト』で「-20」、ヌメルゴンVSTARの技『アイアンローリング』で「-80」、『エイチ湖』で「-20」なので、合計で「-120」のダメージを軽減できることになる。
大きなおまもり
純粋にHP30プラスできるので耐久タイプのヒスイヌメルゴンVSTARと相性が良い。
『こだわりベルト』の威力アップを相殺できる数値。
HPが「300」になり、かつ、上で紹介しているダメージ軽減系の効果が全て有効な場合、『ヒスイヌメルゴンVSTAR』の実質HPは「420」になる。
ツールジャマー
これ単体で耐久が上がるわけではないですが、相手の『こだわりベルト』などを無効化できるので実質耐久力に貢献できる場合がある。
ポケモンのどうぐは『ふうせん』や『タフネスマント』など便利なものも多いので、その効果を無効化できるのも強力。
結晶の洞窟
鋼とドラゴンタイプのポケモンのHPを毎ターン「30」回復できるスタジアム。
上で紹介した耐久系スタジアムの『エイチ湖』は軽減ダメージが「20」なので、こちらの方が数値自体は大きいです。
ですが、軽減と回復は一概に同じとは言えないので使い分けは可能です。
ほとんど回復アイテムのように出した瞬間に使うこともできるのが便利。スタジアムは維持するのが困難なこともあるので、相手のターンに健在な必要がある『エイチ湖』より確実性は高いかもしれません。
モミ
エネルギーがなくなる代わりにHPを全回復できるサポート。
ドータクンの特性『メタルトランス』を利用して、『ヒスイヌメルゴンVSTAR』についている鋼エネルギーを安全な場所に移動して『モミ』で回復、その後戻すなどの運用が可能。
水エネルギーは守れないので回復後手貼りする必要があるが、全色扱いで鋼エネルギーでもある『オーロラエネルギー』の場合『メタルトランス』で移動できるので無駄がない。
また、ドータクン(【特性】メタルトランス)がベンチにいる場合、鋼ポケモンにしか使えない『メタルソーサー』で『ヌメルゴンVSTAR』のエネルギー加速をすることが可能になる。
シンプル回復グッズ(エール団のおうえんタオル、当たりつきアイス、あまいミツ)
『エール団のおうえんタオル』は、相手のポケモンも対象だがそれ以外条件がなく、回復量も比較的多いのでおすすめ。
『当たりつきアイス』『あまいミツ』は回復量がコイン次第ではあるが、無条件に使える。
エネルギーコストあり回復グッズ(すごいきずぐすり、妖しいカンヅメ)
エネルギーが必要だがHPを大量に回復できるグッズ。
『妖しいカンヅメ』はオーロラエネルギーをコストに使うことも可能。
セキ
鋼エネルギーを手札からトラッシュして好きなカードを2枚サーチできる強力なサポート。
強力だが鋼エネルギーをコストにするのでデッキの構成は考える必要がある。
モミ=ドータクン(【特性】メタルトランス)がメインの場合鋼エネルギーの割合が多くなるので使いやすいが、メロン軸の場合水エネルギーを増やしたいので使いづらくなる。
相性の良いドローサポート(ススキ、スクールガール)
ススキは「ヒスイ」と名前についているだけで4枚ドローできるので相性が良い。
ですが、仮にドータクンなどのみしか場に出ていない窮地でカードを引きたい状況でも、2枚しかドローできないので微妙とも。
スクールガールは、ポケモンV・VSTARのみがデッキに採用されている場合、ほとんどの場面で4ドロー確定になるので、『ヒスイヌメルゴンVSTAR』のみが採用されたデッキの場合相性が良い。
カブ
『ヒスイヌメルゴンVSTAR』のみバトル場にいる構成なら8枚引き直しになるので『カブ』も強力。
単体でも十分戦える耐久力がある『ヒスイヌメルゴンVSTAR』ならではの戦術。
四天王が紹介してた。
こだわりベルト
こだわりベルトをつけると、『アイアンローリング』のダメが「230」になるので、ポケモンVをワンパンしやすくなる。
元々「200」と低くはないですが、決定打には欠けるので相性は良いかも。
『大きなおまもり』や『ツールジャマー』との天秤になりますが。。
水ラインと鋼ラインで構成が変わる、単体かサポート入りとか
オーロラエネルギー
2色構成の『ヒスイヌメルゴンVSTAR』と相性が良い。
手札も捨てれるので、トラッシュからこのカードはつけれないもののメロンとも相性○。
全てのタイプを持つエネルギーなので、上で書いたように『エイチ湖』や『ドータクン(メタルトランス)』の対象になり便利。
『ヒスイヌメルゴンVSTAR』と相性の悪いカード
『ヒスイヌメルゴンVSTAR』は強力なポケモンですが、弱点や対処法がないわけではありません。
ここからはそういうカードを紹介していきます。
頂への雪道
HPを全回復できるVSTARパワー『モイストスター』を防げます。
もちろん『ヒスイヌメルゴンVSTAR』以外にも汎用的に使える強力なスタジアムです。
ダイ木の丘
一応、HPを回復できなくするスタジアムも存在します。
『ヒスイヌメルゴンVSTAR』の強力なVSTARパワー『モイストスター』やその他回復手段を無効化できるスタジアムですが、そもそもそのためだけにこのカードを採用するか?とも言えます。
ヒスイゾロアーク
にげるエネルギーが3で、そもそもベンチに替えを置かない可能性がある『ヒスイヌメルゴンVSTAR』は、『ヒスイゾロアーク』の技『はめつののろい』の効果を打ち消しにくいので刺さる場合があるかもしれません。
にげエネが多いので『くさむすび』などのにげエネを参照する技
『リーフィアVMAX』のくさむすびは、にげるエネルギー×60ダメージなので、にげエネ3の『ヒスイヌメルゴンVSTAR』相手なら180ダメージ、『ガラル鉱山』で2エネ増えている場合は、5×60で300ダメージになります。
それでもダメージ軽減があるとワンパンはできないのですが、リーフィアデッキなら採用されている可能性の高い『リーフィアVSTAR』の特性『アイビースター』などでベンチと入れ替えて、ダメージ軽減効果を打ち消せるのでワンチャンあるかもしれません…
入れ替えで効果が消えるので相手のポケモンを入れ替える系のカード
『ボスの司令』や『クロススイッチャー』、『あなぬけのヒモ』などのトレーナーズ、上記『リーフィアVSTAR』や『ブラッキーVMAX』、『トルネロス(でたとこサイクロン)』など特性で入れ替えれるポケモンなど…
安心・強力な『ボスの司令』ですがサポートなので1ターンに1回しか使えません。なので他の入れ替え系と組み合わせて呼び戻す必要があります。
『ボスの司令』プラスアルファで使う候補例(グッズ編)。
『ボスの司令』プラスアルファで使う候補例(ポケモン編)。
ですが、そもそもベンチに控えを置かないタイプの『ヒスイヌメルゴンVSTAR』デッキには通用しないのであしからず。。
オリジンディアルガVSTAR
VSTARパワー技『スタークロノス』でゴリ押しする。
2ターン目は『アイアンローリングの』「-80」の効果が切れているので2ターン目で確実に倒せる。
ジュラルドンVMAXなどのダメージ軽減効果を受けない技を持つポケモン
『ジュラルドンVMAX』など相手のポケモンにかかってる効果を受けない技を持つポケモンは、ダメージ軽減を無効化できるので有利です。
また2色編成でオーロラエネルギーを貼りがちな『ヒスイヌメルゴンVSTAR』は、特殊エネルギーがついているポケモンからダメージを受けなくなる特性『まてんろう』を突破できないかもしれません。