相手を妨害するようなトレーナーズまとめ。
手札を捨てさせるものから、ダメカンを移動するものまで相手に何らかの影響を与えるような効果を持つトレーナーズ(誘発効果的なポケモンのどうぐは除く)を解説します。
Eレギュが落ちたので、『頂きへの雪道』や『クロススイッチャー』、『セイボリー』など強力なカードたちが引退していきましたが、『プライムキャッチャー』などの強力なカードも追加され、さらにそれが属する「ACE SPEC」という枠でさらに強力なトレーナーズの追加も期待できるため、今後にもわくわくが止まりませんね(`・ω・´)デ
Gレギュ以前の旧記事はhttps://kagayakunumerugon.jp/bougai-kei-trainers-matome-archive/
ハンデス系 ※手札を捨てさせる効果
『ビワ』相手手札のグッズを2枚までトラッシュ
ビワは相手の手札からグッズを最大2枚トラッシュすることができるハンデスサポート。
1:2交換ができるほか、現状グッズはトラッシュから回収しにくいため、ピンポイントで刺さればかなり出鼻をくじくことができる。
サポート権をつかうのは難点ですが、基本的にグッズを使用しないデッキはほとんどないため、汎用的に使えそうなカードでもある。
収録前は、SARやSRではメイクをとった姿が見れるのではないと個人的に期待していましたがそんなことはなかったようですね…(次のハイクラスパックに期待)
ポケカはかなりドローがしやすいので、手札を捨てさせたりしても、すぐに枚数が戻ってしまい、ハンデス(相手の手札を捨てさせる効果の意、ハンドディストラクションの略)はあまり有効ではないのかもしれません。
ですが、ピンポイントで相手の出鼻を挫いたり、コンボを潰したりと効果的な場面で使用できたら、相手の思い描く理想を両断し、そのままズルズル沼に引き摺り込む一手もになり得るでしょう。
『ハンドトリマー』お互いの手札を5枚になるまでトラッシュ
ハンドトリマーは、お互いの手札を5枚になるようにトラッシュするという、なかなか使うタイミングが難しそうな効果をもつ一応ハンデス系のグッズ。
効果があるのが相手が手札を5枚以上もっているときに限られ、またトラッシュするカードも相手自身が選ぶためクリティカルな結果をもたらすことはなかなか難しいでしょう。
また自分にも同じ効果があるため、それを逆手に取って、トラッシュにカードを大量に送る手段として使うのもありではありますが…
『クセロシキのたくらみ』相手の手札を3枚になるまでトラッシュ
クセロシキのたくらみは相手に相手の手札を3枚になるまでトラッシュさせるハンデス系統のサポート。
相手が大量に手札を所持している際には大きなアドバンテージを得られるが、捨てるカードを相手が選べる点、そもそも手札が少ないとあまり効果がない点など使い所は難しい。
相手が手札でトラッシュに送りたいカードを持っている場合などに、逆に相手に塩を送る結果になることもあるかもしれない。
ほかのハンデス効果と併用して…このカードは相手の手札を3枚にする→例えば『アーボックex』などでさらに手札を減らしてほとんどゼロにするなどの使い方なら強力に使える。
同じエキスパンション『ナイトワンダラー』にシナジーカード『カラマネロ』も一応収録されている。
『スナッチアーム』相手手札のポケモンを1枚山札の下に戻す
ポケモンカード151で新たに収録されたスナッチアームは、相手の手札を見て、ポケモンを1枚山札に戻す手札に作用する系のグッズです。
山札に戻すなので厳密にはハンデスではないかもしれませんが…
グッズのためターン中に何度も使え、相手手札のポケモンを軒並み山札に戻すことも可能です。
序盤に使えば、手札すでに揃っていた進化ポケモンや、『ネオラントV』などの場に出したときに効果を発揮する特性持ちポケモンを排除してテンポを遅らせることが可能です。
このカードで相手の手札総数を減らしてから、『アーボックex』で技『メナスファング』を使うことで、相手が捨てる手札を選ぶ際の選択の幅を狭めたりもできます。
またグッズなので、『ポケストップ』で引き寄せることも可能です。
『オルティガ』相手手札の好きなカードを1枚山札の下に戻して、相手は1ドローしてもよい
オルティガは、『黒炎の支配者』収録の、相手の手札を見てなんでも好きなカードを1枚相手の山札の下に戻す妨害サポート。
効果が強力な代わりに相手はのぞむなら1ドローしてよい効果もついてくる。
山札に戻す効果より1ドローで良いカードが引かれるとマイナスになってしまうが、条件なくカードを1枚選べるのはかなり強く、その状況で必要なカードを山札の下に戻させることができたら相手はシャッフルしない限りドローでは引けないので、リズムを崩すことができる。
効果が似ているグッズの『スナッチアーム』も強いため、サポート権を使い、相手に保険の1ドローもついてくるこのカードは使い所を見極める必要があります。
手札入れ替え系
『ナンジャモ』お互い手札を山札の下に戻し自分の残りサイド分のカードを引く
4月14日発売の『クレイバースト』で追加されたナンジャモは、お互いの手札を山札の下に戻して、それぞれの自分残りサイドの枚数分カードをドローする強力な汎用サポート。
後述の『ツツジ』と比較して、同じような残りのサイドに影響される効果ながらこちらは使用条件がない点が使いやすい。
『ツツジ』は同じようにサイドが減っている状況でもこちらがアドを取れたが、ナンジャモの場合お互い似たような枚数の手札になってしまうので、状況によって有利な場面が異なる。
下に戻すため再度引き直される可能性も低くなる。
Dレギュで落ちた『マリィ』やCレギュにかつて存在した『リセットスタンプ』を彷彿とさせる効果。
ポケモンSVでのキャラクター人気も高く、高レアリティ版のカードに高値がついている状況も『マリィ』に似ている。
『ツツジ』相手サイドが3枚以下でのみ使えて、自分6枚、相手2枚に手札を引き直す
ツツジは、相手サイドが3枚以下の制限があるものの、それぞれ手札を山札に戻して自分6枚、相手2枚で引き直せる後半強い系サポート。収録は『バトルリージョン』
ジャッジマンよりもさらに妨害性能が高く、手札を山札の下に戻さないものの相手の手札は2枚になる。
使用条件が満たされない序盤は腐るが、3枚以下の時にこれを回し続ければかなりの妨害になり、軽くロック状態にできる。
『ジャッジマン』お互い手札を戻して4枚ドロー
ジャッジマンは古来から存在するサポート。
お互いの手札を山札に戻して切った後、4ドローする。前述の『ツツジ』と違い、公正な効果はさすがジャッジマンといったところ。
他のカードに比べれば、ドロー枚数が劣るが、山札を下に戻さないので自分も困らなかったり、サイドが3枚以下などの使用条件もない、フラットな効果を持つ。
相手も巻き込む効果はタイミング次第では全然刺さるので、妨害目的での利用もアリ。
『ゴヨウ』お互い手札を山札の下に戻しコイントスで表なら6枚、裏なら3枚ドロー
ゴヨウは、お互いのプレイヤーに手札を山札の下に戻させ、コイントスで表なら6枚、裏なら3枚それぞれ引かせる運要素があるサポート。
『ナンジャモ』のコイントス有り版のような効果で盤面に関係なく平等な効果ですが、雑に使って運次第で自分が不利になる場合もあるため使い所が難しそうなカードです。
『ジャッジマン』とは違い山札の下に戻すので、妨害的な意味合いではこちらのほうが優秀ではあります。
ギャンブル要素が好きなら楽しいカードです。
『アンフェアスタンプ』前の相手のターンに自分ポケモンがきぜつしていたなら使え、お互い手札を戻して自分は5枚、相手は2枚ドロー
アンフェアスタンプは、前の相手のターンに自分ポケモンが気絶していないと使えない代わりに、お互い手札を山札に戻して自分は5枚、相手は2枚ドローさせる強力なグッズです。
「ACE SPEC」なのでデッキには計1枚しか入らず、更に使用条件があるので使う事自体が難しいカードですが、効果は問答無用で手札アドを作り出し、さらにはサポート枠を使わないという、強いカードです。
系統が似ている『ツツジ』と比較して、条件は(主動的ではないですが)こちらのほうがどちらかというと軽く、自分の手札枚数は1枚減っているが、グッズ枠として使えるという立ち位置になっています。
そもそもグッズで手札交換(補充)できる時点ですでに強力なカードではあります。
エネルギー妨害系
『クラッシュハンマー』コインを投げて表なら相手のエネルギーを1つトラッシュする
クラッシュハンマーは、コインを投げて表なら相手のポケモンのエネルギーを1枚トラッシュできる攻撃的なグッズ。
コインで勝てないと効果なしではあるが、勝てればエネルギーを基本でも特殊でもなんでも1つトラッシュできる強力な効果を持つ。
シンプルで運試しなロマングッズ。友人と遊ぶ際は関係性もクラッシュされるかもしれない。
『スター団のしたっぱ』相手の場のエネルギーを相手の山札の上に戻す
スター団のしたっぱは、『スカーレットex』で新たに登場した、相手の場のエネルギーを1つ相手の山札の上に戻せるサポート。
山札の上にもどすため、相手のテンポを遅らせることができるほか、山札の上に事前に置くような効果を相手が利用していてもぼうがいすることができる、シャッフルさせることで手札にもどせなくするなど状況によっては色々と使い方の可能性がありそうです。
『サカキのカリスマ』相手のエネルギーを1枚手札に戻し、自分の手札のエネルギーを1枚つける
サカキのカリスマは、相手のバトルポケモンについているエネルギーを1枚手札に戻し、自分の手札からエネルギーを1枚自分のバトルポケモンにつけることができるサポートです。(ポケモンカード151収録)
文面に「その後」とあるため、相手のエネルギーを手札に戻せなければ、このカードは使用できません。
使用条件が相手依存な代わりにエネルギー2枚分のアドバンテージを得られる強力な効果を持ちます。
エネルギーに指定がないので、自分がつけるエネルギーは特殊エネルギーでもOKです。
手札に戻す効果のため、『スター団のしたっぱ』と比較して、エネルギー妨害の単体性能は劣ります。
『ピーニャ』相手ポケモン全員の特殊エネを1枚ずつトラッシュする
ピーニャは相手のポケモン全員についている特殊エネルギーをそれぞれから1枚トラッシュすることができる破壊的サポート。
状況が決まればかなり破壊力があるカードではあるが。。
それぞれ1枚ずつなので1体から複数枚剥がせない点も。。
環境によっては刺さりそうなカードではある。
『改造ハンマー』相手ポケモンの特殊エネを1枚トラッシュする
改造ハンマーは相手の場のポケモン一1匹の特殊エネルギーを1枚トラッシュできるハンマー属のグッズ。
上記『クラッシュハンマー』と違い、コイントス不要な代わりに特殊エネルギーしかトラッシュできないので、相手のデッキによっては腐る可能性もあります。
ルギアなど特殊エネルギーを多用するデッキもあるので環境次第ではありますが、単体で強力な特殊エネルギーも近年登場しているためピンポイントでトラッシュできれば有利に立てるでしょう。
強力な「ACE SPEC」グッズの登場で価値が上がっている『ペパー』でこちらもサーチできるため、バレット的な採用も◯
場のオブジェクト(ポケモンのどうぐ・スタジアムなど)破壊系
『ロストスイーパー』手札1枚をロストゾーンに送り、場のポケモンのどうぐかスタジアム1枚をロストゾーンに送る
『ロストアビス』収録のロストスイーパーは、手札1枚をロストゾーンに置いて、お互いの場の「ポケモンのどうぐ」か「スタジアム」を1枚選んでロストゾーンに送れるロストゾーン系グッズ。
コストがあるのでハンドアド的には弱いが、ロストゾーンにあるカードの枚数を条件にするカード(『ギラティナVSTAR』や『ミラージュゲート』…etc)も多数ロストアビスで登場するので、むしろメリットにすらなり得る。
肝心の効果は、「ポケモンのどうぐ」「スタジアム」をロストゾーンに置く、でどちらも強力なカードが多いので刺さる場合は効果的なことも多い。
特に場にある「スタジアム」を取り除けるトレーナーズは上述した『アスナ』以外に現環境で存在せずしかもサポートなので、グッズで「スタジアム」を除去できる『ロストスイーパー』は有力な選択肢になると思われます。
お互いの場のものが対象なので、どうぐの付け替え用途の他にも、ロストゾーンにあるカードの枚数を増やすために、自分の「ポケモンのどうぐ」や「スタジアム」を敢えて犠牲にするなども可能。
『さぎょういん』3ドローにおまけでついてくるスタジアム破壊
『パラダイムトリガー』収録のさぎょういんは、よくある3枚ドローにスタジアム破壊がおまけでついてくるサポート。
スタジアムは自分・相手に関係なくトラッシュされるため、タイミングは考える必要がある。
シンプルに『ポケモンリーグ本部』などの妨害効果があるスタジアムを破壊したり、『ポケストップ』などお互いアドが得られるスタジアムをこちらが使用した後に破壊したり、などなど。
相手ポケモン入れ替え系
『ボスの司令』相手のポケモンを好きなベンチと入れ替える
ボスの司令は相手のポケモンを好きな相手のベンチポケモンと入れ替える強力汎用サポート。
入れ替えるポケモンはこちらが選べる。
シンプルに強力なカードで幅広く採用される『博士の研究』『ナンジャモ』と並ぶいつメントレーナーズの1つ。
相手の逃げエネが多いシステムポケモンをバトル場に引きずり出して妨害したり、弱ったポケモンや倒された時にサイドを多く取れるV(ex)以上のポケモンを呼び出したりフィニッシャー用途としても◎
入れ替えさせるポケモンをこちらが選べるトレーナーズは、運や相手に左右されないものだと、他に後述の『プライムキャッチャー』『カウンターキャッチャー』などもあるが、デッキに1枚しか入れられなかったり使用条件があったりとひと癖あり、それに対して『ボスの司令』自体もサポートであることから、この効果自体の価値が高い位置に設定されていることがわかる。
また、『リーフィアVSTAR』などポケモンの特性でも似た効果を持つものが存在します。
強力な効果のため、このカードを対策するような効果のカードも多々存在します。
『ディアンシー』や2022年7月15日発売の『VSTAR&VMAX ハイクラスデッキ「ゼラオラ」「デオキシス」』に収録される『葉隠れポンチョ』などは、条件付きながらベンチのポケモンが相手のサポートから効果を受けるのを防ぎます。
ちなみに、ボスの司令は、『博士の研究』のようにボスごとに種類がある(現状4種)。※性能は同じ
アカギは、『LEGENDS アルセウス』にも同名の組織が登場するギンガ団のボス。同名だが、関連は現状不明。
『トリプレットビート』で追加されたゲーチスはプラズマ団のボスではないが、実質的なリーダーではある。
『ポケモンキャッチャー』コインが表なら相手のポケモンをベンチと入れ替える
ポケモンキャッチャーは、コインを投げ表なら、相手のポケモンを好きなベンチポケモンと入れ替えることができるグッズ。
シンプルに言うとコイントス版の『ボスの司令』
運次第なのがネック過ぎるが、グッズなので1ターンに何回でも使えるので手札にある限り何回でもチャレンジできる。
『セレナ』「ポケモンV限定のボスの司令」or「手札最大3枚トラッシュ&5枚になるまで補充」のどちらか選べる
セレナは、対象がポケモンV限定の『ボスの司令』効果か、手札を最大3枚(最低1枚)をトラッシュして5枚になるまで手札補充する効果を状況に応じて選んで使うことができるサポートです。収録は9月2日発売の『白熱のアルカナ』。
序盤は手札補充、中盤以降は限定的な『ボスの司令』とどのシーンでも腐ることがない柔軟性のあるカードで、今後重要な立ち位置を占めるサポートになりそうです。
ですが、現在のV時代からex時代への移行に従って、まだまだ強いポケモンVもいますが、このカードの立ち位置は厳しいものになっています。
『エリカの招待』相手の手札にあるたねポケモンを相手のベンチに出し、バトルポケモンと入れ替える
エリカの招待は、相手の手札にあるたねポケモンを1枚、相手のベンチに出し、その後相手のバトルポケモンと入れ替えるかなりエグめの効果を持つサポートです。(ポケモンカード151収録)
相手の手札にたねポケモンがいないとダメですが、効果自体かなりいかついというか傍若無人というか…相手の思惑を完全に破壊できるカードです。
レギュ落ちした『やまびこホーン』と系統が近いです。状況によってフィニッシャーになり得る点も同じです。
また、相手の手札を確認できる『ズバット(【特性】まるみえエコー)』や、上手く行けば相手にたねポケモンを引かせることができる『ルアーモジュール』も相性が良いかも知れません。
また、『黒炎の支配者』で登場した『キラフロルex』は、相手のベンチに空きがなくてもこじ開けることができる強力な特性『ダストフィールド』を持つので、エリカの招待とは相性が良いかも知れません。
『ライム』3枚ドロー+相手ポケモン入れ替え
ライムは、3ドローに相手にポケモンをベンチと入れ替えてもらう効果がついたサポートです。(『黒炎の支配者』収録)
入れ替えポケモンは相手が選ぶので確実性はないですが、自分で選ぶにしろバトル場に出したくないポケモンしかいない等の状況もあるため、妨害効果としては十分です。
相手の状況に左右されますが、フィニッシャーにもなり得る面白いカードです。
『シキミ』コインがオモテならボスの司令、ウラならポケモンいれかえ
シキミはコイントスによって『ボスの司令』『ポケモンいれかえ』どちらかの効果になるサポート。
どちらも盤面によっては強力な効果を発揮するカードで、それを同時に1枚の中で持っていると考えると強力ですが、どちらの効果になるかは運次第なため信頼性にはかけます。(ギャンブル好きには熱い効果かもしれませんが。。)
『カウンターキャッチャー』サイド枚数で負けているとき、相手のポケモンを好きなベンチと入れ替える
『未来の一閃』で再録されたカウンターキャッチャーは、自分のサイド枚数が相手のサイド枚数より多いときに使える『ボスの司令』の効果を持つグッズです。
サイドで負けているときという条件はありますが、グッズの枠で『ボスの司令』が使えるという強力なカードです。
現状のグッズでその効果を持っていた前述の『クロススイッチャー』は、入れ替え効果もセットながら2枚揃える必要がある使用難易度が高いカードだったため、より簡単に使えるこのカードの登場により、ベンチポケモンが狙われるリスクが増えたという説もあります。
一応『フォレトスex』であえて自爆することで条件を満たすこともできます。
『プライムキャッチャー』相手ポケモンを好きなベンチと入れ替えて、自分のポケモンをベンチと入れ替える
プライムキャッチャーは、相手のポケモンを好きなベンチポケモンと入れ替えさせて、自分のポケモンをベンチポケモンと入れ替える強力な効果をもったグッズです。
2枚揃える条件がなくなったレギュ落ちの『クロススイッチャー』と同じ効果を持ちますが、代わりに「ACE SPEC」と呼ばれるデッキに1枚しか入らないカードの種類に属しています。(ポケモンで言う「かがやくポケモン」と同じような枠のカードです)
純粋な『ボスの司令』ではないので必要ではない場面でも自分もポケモンを入れ替えないといけません。
ちなみに「ACE SPEC」には他にも強力なカードがありますが、そのなかでもこのカードはどんなデッキにも入る汎用性踏まえトップクラスの強さと言っても過言ではありません。
その他いろいろ
『野盗三姉妹』相手の山札の上5枚にあるグッズを好きなだけトラッシュする
野盗三姉妹は、相手の山札の上5枚を見て、その中のグッズを好きなだけトラッシュできるサポート。『ダークファンタズマ』収録。
直接場に影響を与えないため、なかなか渋い効果のように見えるが、グッズはトラッシュに行くと回収が難しいので、これで重要なグッズを多数捨てさせることができたら、その後の戦況を有利にできるかもしれない。
また、結果的に相手の山札の枚数を削れる可能性が高いので、ライブラリアウトデッキでの採用も考えられる。
『メリッサ』次の相手のターンにポケモンVから受けるダメージを「−120」する
メリッサは『ロストアビス』収録のロストギミックが条件の防御系サポート。
次の相手のターンに自分のポケモン全員がポケモンVから受けるワザダメージを「−120」できるかなり防御に特化した効果。
効果自体は、軽減ダメージ量がかなり高くもはや相手の次のターンを奪うレベル。その代わり、自分のロストゾーンにカードが10枚以上ないと使えず、軽減対象もポケモンVからのワザのダメージのみ。
ワザダメージのみなので、ダメカンをのせる効果や特性でダメージを与える系も対象外。
また、現状のポケモンex旺盛の時代では、ポケモンV限定のこの効果は完全な鉄壁というわけではありません。
相手の次のターンを予想して使うことになるため、使用タイミングや使用条件など悩みどころが多い上級者向けカードとも言えます。
ちなみに、破格のダメージ軽減を持つカードとしては、『ザマゼンタVSTAR』がいますが、そちらと違い、こちらはサポートなので再利用などで毎ターン繰り返し使うことも可能です。(ですがあっちはポケモンV以外からのダメージも防げます)
『おはやし笛』相手の山札上5枚を公開し、たねポケモンを好きなだけベンチに出させる
おはやし笛は、相手の山札の上5枚を公開してあるたねポケモンを好きなだけ相手のベンチに出すことができる面白い妨害グッズ。
ベンチに出したくないカードを出させる効果なので、出すタイミングが大事なポケモンを強制的に出させる、倒しやすいポケモンを出させてサイドを取るなど色々用途は思いつきますが、山札上5枚からのため、実際になにを出させるかが運次第になるのは難しいところ。
山札上を5枚公開できるため、ある程度相手のデッキタイプを判別できるのはアドバンテージ。
複数枚ある場合は複数出せるため、タイミングと運、相手のデッキ次第で相手のベンチ構成をぐちゃぐちゃにできるかもしれません。
『デンジャラス光線』相手を「やけど」と「こんらん」にする
デンジャラス光線は相手のバトルポケモンを「やけど」と「こんらん」状態にする「ACE SPEC」のグッズ。
効果自体は面白いものの、「ACE SPEC」のカードはデッキに1枚しか入れられない+ほかにも優秀な「ACE SPEC」カードがある以上、採用はなかなか難しいが、どちらかというと専用のデッキを作ると思われるのでその点は関係がないかも知れない。
相手のバトルポケモンの状態異常数を参照するカードとは良いシナジーがある。(デッキに1枚しか入らないのでなかなかコンボとしても使いづらさはありそうですが)
例えば『ヒスイオオニューラV』なら、技『フェイタルクロー』のダメージを「160」にできたりします。
妨害系の効果を持つスタジアム
『シンオウ神殿』特殊エネルギーが効果のない無色1エネルギーになる
シンオウ神殿は、『スペースジャグラー』収録の、全ての特殊エネルギーが効果のない無色1エネルギーになるスタジアム。
特殊エネルギーを採用している相手にはかなり刺さるのですが、基本エネルギーのみのデッキには置物になるのでサーチなどで呼び出す方が良いかもしれない。
『災いの雪山』水以外のたねポケモンにがエネルギーをつけるとダメカンを2つのせる
災いの雪山は上述の『いにしえの墓地』の水ポケかつたねポケ限定版です。
条件がゆるくなっているため『いにしえの墓地』より弱めですが、条件自体が異なるので使い分けですね。
『大口の沼』たねポケモンをベンチに出すたびダメカンを2つのせる
大口の沼は、『タイムゲイザー』収録の、たねポケモンをベンチに出すたびそのポケモンにダメカン2つをのせるスタジアム。
『ヒスイダイケンキVSTAR』などのダメカンが乗っている相手に火力が上がるワザと相性が良い。
また、自分にも効果があるので、ポケモンにダメカンがのっていると効果がある系のポケモンとも相性が良い。
『崩れたスタジアム』ベンチポケモンの枠が4つになる
崩れたスタジアムは、お互いのベンチに出せるポケモンが4匹まで減るスタジアム。『スターバース』収録。
すでに4匹以上いるならトラッシュしないといけない。
『ロストシティ』きぜつしたポケモンがロストゾーンにいく
ロストシティは、『ロストアビス』収録のロストゾーン関連のスタジアム。
お互いのポケモンがきぜつした際にトラッシュに置かれずにロストゾーン(再利用不可の領域)に置かれるようになる。
きぜつしたポケモンをトラッシュから再利用できなくなるため、トラッシュ利用系のデッキタイプや、デッキに1枚しか入れられないかがやくポケモン、トラッシュにある時に使える特性やいる数を参照するような効果などの対策になり得ます。
ですが、あくまで「きぜつ」したポケモンが対象のため、手札や山札など「きぜつ」以外でトラッシュされた場合には対象外になります。
例えば、特性『ならくのうらもん』を持つ『ゲンガー』や上の『ホウオウV』、『ゾロアーク』の変化先1進化ポケモンなど直接トラッシュに送られている場合には何もできないため注意です。
『災いの荒野』闘以外のたねポケモンが逃げるためのエネルギーが1増える
災いの荒野は闘タイプ以外のたねポケモン限定で、逃げるためのエネルギーが1増えるスタジアムです。
たねポケモン限定ですが、『キュワワー』など逃げたいたねポケモンは多く存在するため対象には困りません。
Dレギュの頃に存在した『ガラル鉱山』と比較すると増えるエネルギーも1少なく、対象も限定されるため、妨害性能だけで見るとマイルドになっています。
災いの荒野の方の効果はバトル場以外のたねポケモンも対象になっていますが、ベンチポケモンの逃げエネを参照するカードが仮にあれば、別方向での使い方もあるかもしれません。
『ポケモンリーグ本部』たねポケモンのワザコストが無色1増える
ポケモンリーグ本部はたねポケモンのワザエネが無色1個増える妨害系スタジアムです。(『黒煙の支配者』収録)
登場に1ターンかかる進化ポケモンに対して、必然的にたねポケモンは高速展開の主役なので、そのワザエネを増やして遅延させることができる効果はかなり強力。
進化ポケモンは影響を受けないので、遅めの進化ポケモン主体のデッキに向いてそうです。
スタジアムは簡単に壊されるので過信は禁物ですが…
『危険な密林』悪タイプのポケモン以外の毒ダメージが20多くなる
危険な密林は悪タイプ以外のポケモンが受ける毒ダメージが20多くなる(つまり30になる)スタジアム。
毒デッキ専用カードのような効果で、『かがやくヒスイオオニューラ』の特性と同じような性能を持ちます。つまり並べると毒で50ダメージになるためかなり面白いことになります。
『パルデアドオーex』や『シュウメイ』などと組み合わせて毒デッキをつくるのも面白そうですね。
『ジャミングタワー』ポケモンのどうぐの効果がなくなる
ジャミングタワーはお互いのポケモンについているポケモンのどうぐの効果がすべてなくなるスタジアムです。
「ACE SPEC」やわざマシンの登場を含め近年のポケモンのどうぐには強力なカードが多いので刺さる相手は多そうです。
特に強力な汎用サーチの『森の封印石』や火力アップ+逃げエネ軽減の『ブーストエナジー未来』などそれ込みで計算されるテンポを遅らせることができます。
相手のターンなら相手が別のスタジアムを出したりなどで容易に対処することができますが、こちらのターンの攻撃で使う分には問題ありません。
受動的な効果である『ハンディサーキュレーター』や『サバイブギプス』など相手のポケモンについている面倒なカードを無効化する際にも有効です。
※『ハンディサーキュレーター』はポケモンのどうぐのためこの記事では紹介しませんが、ついているポケモンが殴られたときに、殴ったポケモンのエネルギーを1つ後ろのポケモンにつけかえさせる面白い効果をもっているため、デッキにエネルギー採用が少ない相手などには刺さりそうな良い妨害カードです。
『ヒーローマント』や『勇気のおまもり』などのHPアップする効果をもつポケモンのどうぐをつけた状態でギリギリ生存しているポケモンをきぜつさせることもできます。
自分にも効果が及ぶので、うっかりつけた『ゴージャスマント』のサイドを多く取られるデメリットを無効化することもできます。HPアップ効果はなくなりますが。
『ニュートラルセンター』ルールを持たないポケモンは相手の「ポケモンV・ex」からワザダメージを受けなくなる
ニュートラルセンターは、お互いのルールを持たないポケモンが相手「ポケモンV・ex」からワザダメージを受けなくなる強力な効果を持つ「ACE SPEC」スタジアムです。
「ACE SPEC」なのでデッキに計1枚しか入れられないのと、プラスこのカードはトラッシュにあるときに回収できない効果がついているので再利用もできません。
代わりに効果がかなり強力なので場面によっては致命傷になり得るカードです。
現状「ポケモンV・ex」はデッキの軸になる強力なポケモンのため、このカードを出された時の対策も必須になってきます。
対策自体は簡単で、別のスタジアムを出す、もしくは、スタジアムを除外するようなカード(『ロストスイーパー』『さぎょういん』)を使うなどです。
このカードは再利用不可なので、一度除外するだけで相手はもう同じ手を使えなくなります。
ワザ効果は与えられるので『ルギアVSTR』のワザ『ストームダイブ』でトラッシュだけはできたりもします。
自分で使う場合は、デッキに1枚しか入らない難点がありますが、『アクロマの執念』や『メブキジカ(【特性】しきのうつろい)』などでサーチできるので使用難易度自体は高くありません。
また、同エキスパンション『ナイトワンダラー』にある『ダイオウドウ』の、バトル場にいる限り相手は手札からスタジアムを出せなくなる特性『どでかいからだ』なら、相手は「代わりのスタジアムを出す」でスタジアムトラッシュができなくなるので、スタジアム対策系のカードがデッキにない場合『ダイオウドウ』をバトル場からどかす以外で『ニュートラルセンター』を除外できなくなります。
状況によっては妨害効果として使えるカード
文面だけではプラスな効果ですが、状況によっては相手の妨害効果になり得るカード。
お試し(`・ω・´)デ
『ルアーモジュール』お互いの山札上3枚を公開しポケモンを全て手札に加える
ルアーモジュールはお互いの山札を3枚表にしてその中のポケモンを全て手札に加えるグッズ。
純粋にポケモンを手札に加えたい場合は、ボール系などがあるため、このカードにアドがあるのは3枚のなかに2枚以上ポケモンがいる場合だけですが、相手にも同様の効果を発揮するのがこのカードの特異な点です。
効果そのものはシンプルに相手にも利点があるため、どちらかというと相手の手助けになってしまいますが、、
例えば、相手の山札の山札3枚のなかにあるポケモンの枚数分を、相手の山札枚数から減らすことができると考えると、薄いですがLO(ライブラリーアウト)としての効果とも取ることができます。
また、手札をランダムですが増やすことができるので、相手が『ビーダル』の特性『はたらくまえば』などの「手札が〇〇枚になるように山札引く~」のような効果でポケモン以外を引きたい時で、かつ、相手がベンチにポケモンを出せない状況のときに妨害にもなり得ます。
シンプルに山札を3枚公開するので、相手のデッキタイプをある程度予想できたりもします。(それは相手もですが)
『タイム』自分手札ポケモンのHPを相手が当てれなかったら自分が4ドロー、当てられたら相手が4ドロー
タイムは、自分の手札のポケモン1枚の名前を伝えそのカードのHPを相手が当てられたら相手が4ドロー、はずしたらこちらが4ドローする、クイズ系のドローサポート。
基本的にはドローカードですが、条件として手札にポケモンがあることが必要になります。また、相手が当てた場合相手がドローできて、こちらはドローできないため、シンプルドローとしては微妙です。
相手にはずれさせるにしても、ポケモンによっては複数種類存在しないものもいますし、いても採用されるのはだいたいコレ!っていうカードもあったりするので、相手の知識と自分のデッキ次第ですが、基本的にはそれも難しくなります。
逆に相手にドローさせたい場合も、相手がドローしたくない状況ならあえてHPを間違えることができるので、基本的にこのカードの主導権は相手にあります。
つまり、LOや手札補充系の妨害としても、効果のみで考えると厳しいと言えます。
可能性としては、心理戦的な側面です。
相手がLOや手札補充の妨害を恐れている場合は、こちらが4ドローできる、つまりアドを得られる、こちらがアドを得るのを極端に嫌う相手の場合、相手が状況的に微妙であっても4ドローしてくれるかもしれない。そしてそれが致命傷になるかもしれない…
コイントスではなく、ほとんど相手に判断を委ねるカードなので、心理的なプレッシャーや精神的な攻撃がまかり通る戦場に相手を巻き込むことができる、かもしれない。
相手に自分の手札の好きなポケモンを公開できるので、ブラフなり威圧なりなんなり相手に思考を強制させることができる可能性もある。
心理戦が得意なら使いこなせるのかも?
『お祭り会場』エネルギーがついているポケモンは特殊状態にならず、受けている場合回復する
お祭り会場は、エネルギーがついているポケモンが特殊状態にならないスタジアムです。
既存の特殊状態も回復されるので即時的な効果もあります。
基本的に回復効果なのでおたがいにプラスではあるのですが、任意ではなく強制効果なので、たとえば特殊状態の場合にダメージが上がる~やそのワザを使える~などの効果を持っているカード(『オコリザル(げきこうスマッシュ)』や6月7日発売の『ナイトワンダラー』収録予定の『くさりもち』など)を相手が使っている場合は妨害にもなり得ます。