この記事では、『レイジングサーフ』で登場した強力なポケモン『サーフゴーex』について考察します。
サーフゴーは初出した原作ポケモンSVでも強力なポケモンだったので、カードでも強いのは個人的に嬉しいですね
『サーフゴーex』の概要
「特性で引く⇒ワザで使う」が基本戦法
『サーフゴーex』は、手札を増やす特性『ボーナスコイン』と、手札のエネルギーを使用するワザ『ゴールドラッシュ』を同時に持つ自己完結型のポケモンです。
特性『ボーナスコイン』は自分のターンに1回、このカードがバトル場にいるなら2枚、ベンチにいるなら1枚山札からカードを引くことができるドロー特性です。ドローは全ての道に通ずるため基本的ながら強い効果です。
ワザ『ゴールドラッシュ』は、エネコストは鋼1で、手札の基本エネルギーを好きなだけトラッシュしその数×50のダメージを相手に与えます。
基礎点は0ですが、倍率が50と大きめなので、手札に基本エネルギーを集めて放出することで高打点を狙える強力なワザです。
ドロー特性でカードを引いてエネルギーを集めて、ワザでそれをコストにして大ダメージを与えるのが基本戦術になります。
特性『ボーナスコイン』を活かす
入れ替え系『ポケモンいれかえ』『あなぬけのヒモ』…etc
特性『ボーナスコイン』は、バトル場にいることでドローが1枚増え2ドローになるため、できればバトル場で使いたい効果です。
複数の『サーフゴーex』を場に並べた際に、ダメージを受けた『サーフゴーex』をベンチに引っ込めたり、ベンチにいる『サーフゴーex』をバトル場に出して特性を使いたいので、『ポケモンいれかえ』や『あなぬけのヒモ』などの入れ替え系のカードは相性◎といえます。
序盤場に並べる『バトルVIPパス』『イキリンコex』…etc
特性『ボーナスコイン』はドローの量は変わるものの、ベンチでもバトル場でも使える特性で、『サーフゴーex』が複数体いればいるだけ使えてドローできるため、序盤の展開が大事になってきます。
『コレクレー』は現在2種類存在して、特に片方は『なかまをよぶ』を持っているため、場への展開に貢献しますが、それでも1枚だけしか呼べないため、ほかのカードを使うことでより展開を加速させることができます。
『バトルVIPパス』や『イキリンコex』などの序盤の展開をサポートするカードはその目的に合致したカードです。
『コレクレー』が『タキオンビット』と『ヨガループ』でそのまま倒されるのには注意
『コレクレー』は『なかまをよぶ』を持つほうがHP「50」、そうではない方もHP「70」とどちらも、『テツノブジンex(【特性】タキオンビット)』が1ターン中に出せる最高火力の圏内のため、最初のターンに場に出しているのがそれだけの場合、そのままゲームセットになってしまう可能性があります。
※『テツノブジンex』の『タキオンビット』はベンチからバトル場に出たときに2つのダメカンをのせる特性で、4体並べそれをバトル場に入れ替えグッズなどで出すことで、1ターン中に最大「80」のダメージ(ダメカン)を与えられます。この効果は1ターン目の先行からつかえるため、相手の初手がHPの低いたねポケモン1体の場合、うまく行けばそのまま勝つこともできる強い特性です。また『フトゥー博士のシナリオ』などの手札に戻す系のカードを使い再度特性が使えればさらにダメージは増大します。
『テツノブジンex』の特性『タキオンビット』に、更に『チャーレムV』のワザ『ヨガループ』が組み合わさると、先行1ターン目でこちらが場に『コレクレー』2体以上並べられても、そのまま敗北する可能性があります。。。
後攻の相手の『タキオンビット』によってうまくダメージ調整されトドメに『ヨガループ』されると、相手が追加ターンを得られるため、追加ターンでさらに『タキオンビット』と通常のワザもだせるため複数の『コレクレー』が実質1ターン目に倒されてしまうことになります。
ワザ『ゴールドラッシュ』を活かす
基本エネルギーを集める『大地の器』『はげましのてがみ』『エネルギー回収』『スーパーエネルギー回収』…etc
ワザ『ゴールドラッシュ』は、手札の基本エネルギーをトラッシュした分×「50」ダメージなので、手札に基本エネルギーを集めることで火力を増大させることができます。
『大地の器』『はげましのてがみ』は山札から、、
『エネルギー回収』『スーパーエネルギー回収』はトラッシュから、それぞれ基本エネルギーを手札に回収することができます。
どのカードもグッズで1:複数(大地の器は除く)交換できるため優秀なカードです。
『霧の水晶』なら『コレクレー』と『基本超エネルギー』をどちらか選んでサーチできる
『霧の水晶』は超タイプである『コレクレー』と、『ゴールドラッシュ』のコストである基本エネルギーをどちらか選んで必要な方を手札にサーチすることができる便利グッズです。
進化後の『サーフゴーex』は鋼タイプなのでサーチ対象外で、かつ超エネルギーもワザのエネコストとしては使わないのですが、効果のコストでは使うことができるため、『霧の水晶』を採用する際は選択肢として入れるのもおすすめです。
『セキ』・・・相性の良いサーチカード、『大地の器』や『エネルギー回収』で即使える
『セキ』は鋼エネルギー2枚をコストに山札から好きなカードを2枚までサーチできるサポート。
本来は厳しい使用条件も、上述の『大地の器』や『エネルギー回収』等で手札に加えた鋼エネルギーをコストに、即使うことができるので使い勝手が良いです。
トラッシュに送ったエネルギーも、更に回収系のグッズで回収できるので、デッキのエネルギーをより柔軟にコントロールできるようになります。
ワザコストが鋼1のみと軽いので『モミ』
ワザ『ゴールドラッシュ』は鋼エネルギー1で出せるため、『モミ』でトラッシュされてもすぐ付けなおして使う事ができます。
『サーフゴーex』自体複数並べて、入れ替えなどを駆使して引っ込んだり前に出たりして戦うため、蓄積したダメージをまとめて回復できる『モミ』は相性が良いです。
『サーフゴーex』は、ワザの火力がエネの限り無限大な代わりにコストも大きいという、どちらかというとHPが多い代わりにサイドを多くとれる『ポケモンex』や『ポケモンV』相手の方が有利をとれるので、非ex・非Vなどの手数が多い相手には回復がより重要になります。
『サーフゴーex』の基本性能・その他いろいろ
あらためて、、『サーフゴーex』の基本性能…鋼タイプ、HP「260」、弱点「炎」、抵抗力「草」、にげエネ「2」
ポケモンexなのでサイドを多く取られます。相手が非ex・非V中心の場合常に2:1で倒さないといけないので、更に小回りのきく非ex・非Vの別ポケモンの採用もアリ。むしろ必要かもしれません。
炎で強力な『リザードンex(悪テラス)』はタイプが悪なため直接は弱点をつかれないですが、他の炎ポケモンからは大ダメージを受けます。
抵抗力になっていて有利をとれる草タイプに関しては、現状そこまで強い草がいなく、どちらにしろ、最近登場した草に関してはテラスタイプでタイプが変わっていたりもするのであまり生きる場面はないのかもしれないですね
対『サーナイトex』について
超タイプのなかでもベースがフェアリータイプなポケモンは弱点が鋼になりがちですが、昨今時代を築いている『サーナイトex』は残念ながら悪が弱点のため弱点がつけません。ですが一応『アルカナシャイン』の方の『サーナイト』なら弱点をつけます。
ちなみに同じく環境ポケモンの『パオジアンex』なら普通に弱点がつけます
HP「260」は心許ないので『ガチガチバンド』?ギラティナ打点は耐えれるが…
HPが「260」と、例えば『ギラティナVSTAR』の『ロストインパクト(ダメージ「280」)』でワンパンされてしまうため少し心持たないのですが、『ガチガチバンド』を装備すれば一応ワンパンは防ぐことができます。。
特性メインなポケモンなので『頂への雪道』はもちろん効く
『頂への雪道』はルールを持つポケモンの特性をすべて消すスタジアムなので、でていると特性『ボーナスコイン』でドローできなくなりエネルギーを集めたりそもそもデッキが回らなくなってしまいます。
スタジアムをこちらも出すか、スタジアムをトラッシュ(ロスト送りにする)カードを用いるか、色々と対処法はあります。
スタジアムなら、上述の『ポケモンいれかえ』系や『エネルギー回収』系など相性のよいグッズが多いため、グッズを手札に集めやすい『ポケストップ』は良いでしょう。トラッシュに行ったエネルギーも回収手段がありますし。(最近は値上がりしていますが…)
スタジアムを場から取り除けるカードなら、『さぎょういん』『ロストスイーパー』等でしょうか…