相手を妨害するようなトレーナーズまとめ。
手札を捨てさせるものから、ダメカンを移動するものまで相手に何らかの影響を与えるような効果を持つトレーナーズ(ポケモンのどうぐは効果が受動的なので除いています)を解説します。
ハンデス系 ※手札を捨てさせる効果
『オリーヴ』手札2枚をコストに相手のトレーナーズ1枚を山札に戻す
オリーヴは、『反逆クラッシュ』初出の、相手の手札を見て、その中にあるトレーナーズを1枚山札の下に戻させる妨害系サポート。(初手から手札を捨てさせるというより戻させる効果ですが…)
使うためには自分の手札を2枚トラッシュする必要がある。
トラッシュにあることで意味のあるカードがデッキにある場合はメリットにすることも可能ではあるが、普通のサポートのコストとしては重め。
相手のトレーナーズはトラッシュではなく山札の下に戻すため、山札のシャッフルで再び引かれる場合もあるし、『ジメレオン』のうらこうさくや『ネオラントV』などのサーチ対象にもなってしまう。
強みは、「トレーナーズ」とくくりが大きいこと。そのため、状況に応じてこちらが選択でき、また、突発で使って「相手の手札に捨てさせるカードが何もない」のような状況も減る。
基本的には、相手がデッキのキーカードのようなトレーナーズを手札に加えている状況で使えたら◎
『カゲツ』相手手札のポケモンのどうぐ・スタジアム・特殊エネを2枚までトラッシュする
カゲツは、『フュージョンアーツ』初出の、相手の手札を見てその中の「ポケモンのどうぐ」「スタジアム」「特殊エネルギー」を2枚まで選んでトラッシュするサポート。
「ポケモンのどうぐ」「スタジアム」「特殊エネルギー」には強力な効果を持つカードが多いのでそれを事前に排除できるのは強い。
また、対象のカードがトラッシュされると回収が難しいものばかりなのも○(回収できるトレーナーズとなると『ハマナのバックアップ』くらい)
逆に、基本的にデッキに入っているであろう、「ポケモン」「サポート」「グッズ」「基本エネルギー」は対象にならないため、場合によっては捨てさせるカードが相手の手札にないこともあるかもしれない。
ポケカはかなりドローがしやすいので、手札を捨てさせたりしても、すぐに枚数が戻ってしまい、ハンデス(相手の手札を捨てさせる効果の意、ハンドディストラクションの略)はあまり有効ではないのかもしれません。
ですが、ピンポイントで相手の出鼻を挫いたり、コンボを潰したりと効果的な場面で使用できたら、相手の思い描く理想を両断し、そのままズルズル沼に引き摺り込む一手もになり得るでしょう。
手札入れ替え系
『マリィ』お互い手札を山札の下に戻し、それぞれ自分5枚、相手は4枚引き直す
マリィは、お互い手札をシャッフルして山札の下に戻し、それぞれこっちが5枚、相手が4枚引き直す、ドローと妨害を兼ねた強力なサポート。
『博士の研究』や『ボスの司令』とともにだいたいどんなデッキにも入っているであろういわゆる「いつメン」のようなトレーナーズ。
妨害性能だけを見ると、相手は手札を強制的に山札に戻させられるため、良い手札だったり前のターンにサーチなどしていた場合にそれを無駄にすることができる。
また、山札の下に戻させる効果も、相手が戻した有効なカードを再び引くためには、一度山札をシャッフルしないといけなくなるので強い。など。
あと地味に引き直しでもこちら5枚、相手4枚と1枚差がありアドが取れたりもする。
性能には関係ないが、キャラ人気も高く、それによってか、現状2種あるSRは高額で取引される。
『ツツジ』相手サイドが3枚以下でのみ使えて、自分6枚、相手2枚に手札を引き直す
ツツジは、相手サイドが3枚以下の制限があるものの、それぞれ手札を山札に戻して自分6枚、相手2枚で引き直せる後半強い系サポート。収録は『バトルリージョン』
マリィよりもさらに妨害性能が高く、手札を山札の下に戻さないものの相手の手札は2枚になる。
使用条件が満たされない序盤は腐るが、3枚以下の時にこれを回し続ければかなりの妨害になり、軽くロック状態にできる。
『ジャッジマン』お互い手札を戻して4枚ドロー
ジャッジマンは、ソード&シールド以前の古来から存在するサポート。
お互いの手札を山札に戻して切った後、4ドローする。前述の『マリィ』や『ツツジ』と違い、公正な効果はさすがジャッジマンといったところ。
他のカードに比べれば、ドロー枚数が劣るが、山札を下に戻さないので自分も困らなかったり、サイドが3枚以下などの使用条件もない、フラットな効果を持つ。
相手も巻き込む効果はタイミング次第では全然刺さるので、妨害目的での利用もアリ。そもそも『マリィ』とはそこまで妨害性能が変わらない。
エネルギー妨害系
『クラッシュハンマー』コインを投げて表なら相手のエネルギーを1つトラッシュする
クラッシュハンマーは、コインを投げて表なら相手のポケモンのエネルギーを1枚トラッシュできる攻撃的なグッズ。
コインで勝てないと効果なしではあるが、勝てればエネルギーを基本でも特殊でもなんでも1つトラッシュできる強力な効果を持つ。
シンプルで運試しなロマングッズ。友人と遊ぶ際は関係性もクラッシュされるかもしれない。
『うねりの扇』相手の場の特殊エネルギー1つを山札の下に戻す
うねりの扇は、『連撃マスター』初出で、相手の場のポケモンについている特殊エネルギー1つを相手の山札の下に戻すエネルギー妨害系れんげきグッズ。
『クラッシュハンマー』と違い、特殊エネルギー限定ながら、確定で機能するので安心感がある。
基本エネルギーには触れられず、特殊エネルギーを採用していない相手に対して完全に腐るのが悲しいところ。
「れんげき」属性なので『オクタン』の特性『れんげきサーチ』でサーチできる。必要に応じて、「れんげき」デッキに1枚挿しするのもOK。
『エール団のしたっぱ』相手の場のエネルギーを相手の手札に戻す
エール団のしたっぱは、相手の場のエネルギーを1つ相手の手札に戻せるサポート。
サポートにしては割と地味めだが、エネルギーをつけるのを1ターン分遅らせることができる。
『クラッシュハンマー』以外で基本エネルギーを対象に取れるカードで、コイントスもいらないので、貴重な効果ではある。
手札に戻すだけなので、相手は次のターンに貼り直すことができるが、『ヌメルゴン』の特性『ぬるぬるルーム』が機能しているなら、相手は貼り直しにもコイントスが必要になるため、妨害として相性は良い。
『スター団のしたっぱ』相手の場のエネルギーを相手の山札の上に戻す
スター団のしたっぱは、Gレギュで新たに登場した、相手の場のエネルギーを1つ相手の山札の上に戻せるサポート。
Dレギュにある『エール団のしたっぱ』と似ていますが、山札の上にもどすため、より強力な効果になっています。
山札の上にもどすため、相手のテンポを遅らせることができるほか、山札の上に事前に置くような効果を相手が利用していてもぼうがいすることができる、シャッフルさせることで手札にもどせなくするなど強さが底上げされています。
あえてのマイナスポイントといえば、手札に戻さないため相手の手札枚数を参照する効果のカードとはシナジーがなくなった点ですかね。ほとんどないですが…
『アスナ』相手の場の特殊エネと場のスタジアムを1枚ずつトラッシュする
アスナは、『白銀のランス』収録の、相手の場の「特殊エネルギー」と場の「スタジアム」を1枚ずつトラッシュする破壊的ないちげきサポート。
特殊エネルギーは相手のポケモンについているもの限定だが、スタジアムに関しては「場に出ている」ものが対象のため、場のスタジアムが自分のものでもトラッシュしないといけない。
特殊エネを問答無用でトラッシュできるのは純粋に強いが、トラッシュできないにせよほぼ同じことができる『うねりの扇』の方がグッズでもあり使い勝手は良い。
しかし、特殊エネはトラッシュから回収しづらいため、刺さる相手には強い力を発揮できる。
ついでにスタジアムもトラッシュできるので邪魔なスタジアムの排除に便利で、特殊エネルギーを採用していない相手であってもスタジアムが採用されていたなら腐らない。
また、「いちげき」サポートであるため、『おむかえちょうちん』で手札に戻したり、『あくの塔』のコストに使ったりもできる。
場のオブジェクト(ポケモンのどうぐ・スタジアムなど)破壊系
『ツールスクラッパー』場のポケモンのどうぐを2枚までトラッシュする
ツールスクラッパーはお互いの場にある「ポケモンのどうぐ」を2枚までトラッシュできるグッズ。
お互いが対象のため、自分のポケモンのどうぐをトラッシュして別のものを付け替えるなどにも使える。
ポケモンのどうぐには『ふうせん』『こだわりベルト』など強力なものが多いので、それをトラッシュできるので相手の計算を狂わせることができる。
ですが、相手がポケモンのどうぐをメインで使っていないなら、意味のないカードになってしまうので、少数入れてのサーチかメタ読みで枚数調整しての使用が基本か。
『ロストスイーパー』手札1枚をロストゾーンに送り、場のポケモンのどうぐかスタジアム1枚をロストゾーンに送る
2022年7月15日発売予定の『ロストアビス』に収録されるロストスイーパーは、手札1枚をロストゾーンに置いて、お互いの場の「ポケモンのどうぐ」か「スタジアム」を1枚選んでロストゾーンに送れるロストゾーン系グッズ。
コストがあるのでハンドアド的には弱いが、ロストゾーンにあるカードの枚数を条件にするカード(『ギラティナVSTAR』や『ミラージュゲート』…etc)も多数ロストアビスで登場するので、むしろメリットにすらなり得る。
肝心の効果は、「ポケモンのどうぐ」「スタジアム」をロストゾーンに置く、でどちらも強力なカードが多いので刺さる場合は効果的なことも多い。
特に場にある「スタジアム」を取り除けるトレーナーズは上述した『アスナ』以外に現環境で存在せずしかもサポートなので、グッズで「スタジアム」を除去できる『ロストスイーパー』は有力な選択肢になると思われます。
『ツールスクラッパー』と同じでお互いの場のものが対象なので、どうぐの付け替え用途の他にも、ロストゾーンにあるカードの枚数を増やすために、自分の「ポケモンのどうぐ」や「スタジアム」を敢えて犠牲にするなども可能。
『さぎょういん』3ドローにおまけでついてくるスタジアム破壊
2022年10月21日発売の『パラダイムトリガー』収録のさぎょういんは、よくある3枚ドローにスタジアム破壊がおまけでついてくるサポート。
スタジアムは自分・相手に関係なくトラッシュされるため、タイミングは考える必要がある。
シンプルに『頂への雪道』などの妨害効果があるスタジアムを破壊したり、『ポケストップ』などお互いアドが得られるスタジアムをこちらが使用した後に破壊したり、などなど。
相手ポケモン入れ替え系
『ボスの司令』相手のポケモンを好きなベンチと入れ替える
ボスの司令は相手のポケモンを好きな相手のベンチポケモンと入れ替える強力汎用サポート。
入れ替えるポケモンはこちらが選べる。
シンプルに強力なカードで幅広く採用される『博士の研究』『マリィ』と並ぶいつメントレーナーズの1つ。
相手の逃げエネが多いシステムポケモンをバトル場に引きずり出して妨害したり、弱ったポケモンや倒された時にサイドを多く取れるV以上のポケモンを呼び出したりフィニッシャー用途としても◎
入れ替えさせるポケモンをこちらが選べるトレーナーズは、運や相手に左右されないものだと、他に『クロススイッチャー』などしかなく、かつ『ボスの司令』もサポートのため、この効果自体が高い位置に設定されていることがわかる。
また、『ブラッキーVMAX』や『リーフィアVSTAR』などポケモンの特性でも似た効果を持つものが存在します。
強力な効果のため、このカードを対策するような効果のカードも多々存在します。
『ディアンシー』や2022年7月15日発売予定の『VSTAR&VMAX ハイクラスデッキ「ゼラオラ」「デオキシス」』に収録される『葉隠れポンチョ』などは、条件付きながらベンチのポケモンが相手のサポートから効果を受けるのを防ぎます。
ちなみに、ボスの司令は、『博士の研究』のようにボスごとに種類がある(現状3種)。※性能は同じ
アカギは、『LEGENDS アルセウス』にも同名の組織が登場するギンガ団のボス。同名だが、関連は現状不明。
『クロススイッチャー』2枚揃えることで使える、相手ポケモンを好きなベンチと入れ替えて、自分のポケモンをベンチと入れ替える
クロススイッチャーは、『フュージョンアーツ』収録の、2枚揃える必要があるが、相手のポケモンを相手のベンチポケモンと入れ替えて、自分もポケモンをベンチポケモンと入れ替えるフュージョングッズ。
2枚同時使用の条件がかなりネックではあるが、『ピオニー』などが採用されるデッキなら強力な効果を享受出来る。
相手のポケモン入れ替えでこちらが好きなベンチポケモンを選べるトレーナーズは条件なしだと、サポートの『ボスの司令』のみなのでグッズで使えるのは貴重。
『あなぬけのヒモ』お互い自分のポケモンをベンチと入れ替える
あなぬけのヒモは、お互いが自分のポケモンをベンチポケモンと入れ替えるグッズ。
入れ替えは相手から選ぶので、こちらは相手の入れ替えを見てポケモンを選べる。
自分のポケモン入れ替え用途だけではなく、相手をベンチポケモンと交換させるだけでもそれなりに妨害になる場面もあり、複数の役割がある面白いグッズ。
『ボスの司令』や『クロススイッチャー』などと違い相手の入れ替えをこちらが指定できないが、相手の場が整ってない時など無防備なポケモンをバトル場に呼べたりするので場面によっては刺さる。
『ポケモンキャッチャー』コインが表なら相手のポケモンをベンチと入れ替える
ポケモンキャッチャーは、コインを投げ表なら、相手のポケモンを好きなベンチポケモンと入れ替えることができるグッズ。
シンプルに言うとコイントス版の『ボスの司令』
運次第なのがネック過ぎるが、グッズなので1ターンに何回でも使えるので手札にある限り何回でもチャレンジできる。
『トイキャッチャー』相手のポケモンをベンチのHP50以下のポケモンと入れ替える
トイキャッチャーは、『蒼空ストリーム』収録の、相手のベンチにいるHP残り「50」以下のポケモンと相手ポケモンを入れ替えるグッズ。
HP残り「50」の制限がある代わり入れ替えはこちらが選べる。
条件を満たすのが厳しそうではあるが、致命傷を負ったポケモンなどにとどめを刺すのには使えそう。
例えば、『ガラルサニゴーン』のワザ『おしつけさいせい』で再生させた相手のポケモンVはHPが「30」なのでトイキャッチャーですぐ呼び出せたりする。
また、『ロストアビス』収録予定のポケモンのどうぐ『パニックマスク』なら、トイキャッチャーで呼び出せる圏内のポケモンから一切ダメージを受けなくなるので、呼び出した後のムーブ的に相性が良いかもしれない。
『セレナ』「ポケモンV限定のボスの司令」or「手札最大3枚トラッシュ&5枚になるまで補充」のどちらか選べる
セレナは、対象がポケモンV限定の『ボスの司令』効果か、手札を最大3枚(最低1枚)をトラッシュして5枚になるまで手札補充する効果を状況に応じて選んで使うことができるサポートです。収録は9月2日発売の『白熱のアルカナ』。
序盤は手札補充、中盤以降は限定的な『ボスの司令』とどのシーンでも腐ることがない柔軟性のあるカードで、今後重要な立ち位置を占めるサポートになりそうです。
ですが、現在のV時代からex時代への移行に従ってこのカードの立ち位置も左右はされるでしょう。
ポケモンV限定の『ボスの司令』効果ですが、難点として、非Vに多いサポート系ポケモンを対象にできないためそれらの妨害がしづらいのはマイナスです。
その他いろいろ
『野盗三姉妹』相手の山札の上5枚にあるグッズを好きなだけトラッシュする
野盗三姉妹は、相手の山札の上5枚を見て、その中のグッズを好きなだけトラッシュできるサポート。『ダークファンタズマ』収録。
直接場に影響を与えないため、なかなか渋い効果のように見えるが、グッズはトラッシュに行くと回収が難しいので、これで重要なグッズを多数捨てさせることができたら、その後の戦況を有利にできるかもしれない。
また、結果的に相手の山札の枚数を削れる可能性が高いので、ライブラリアウトデッキでの採用も考えられる。
『セイボリー』3枚ドロー+相手にベンチポケモンが3匹になるまでトラッシュさせる
セイボリーは、3枚ドローして、それプラス、相手のベンチポケモンを3匹になるまで相手にトラッシュさせる強力なサポート。『双璧のファイター』収録。
相手によっては刺さらないかもしれないが、3匹になるまで相手にトラッシュを迫る効果は相手の場をかき乱せる。
場が完成した後半に、相手の構成を打ち崩せる貴重なトレーナーズ。
似た効果で、制限数は4匹と弱いが、ある限り永続+自分も対象な『崩れたスタジアム』も存在する。
『やまびこホーン』相手のトラッシュにあるたねポケモンを相手のベンチに出す
やまびこホーンは、相手のトラッシュにあるたねポケモンを相手のベンチに強制的に復活させるおもしろグッズ(れんげき属性)。
初出は『双璧のファイター』。「れんげき」属性なので『オクタン』の『れんげきサーチ』の対象。
『セイボリー』はベンチを減らす効果だったが、やまびこホーンは相手のベンチにポケモンを増やす。
ベンチは有限なので、ピンポイントで邪魔なポケモンを勝手に復活させれば相手の妨害になり得る。
また、『オリジンパルキアVSTAR』や『スイクンV』など相手のベンチにポケモンが多いと強くなるポケモンとも相性が良い。
『キクコ』自分のバトルポケモンのダメカンを3つまで相手バトルポケモンにのせ替える
キクコは、自分のバトルポケモンにのっているダメカンを3つまで相手のバトルポケモンにのせ替えるサポート。初出は『漆黒のガイスト』
妨害と言えるか微妙でしたが、ポケモン以外で珍しい相手に直接ダメージ(ダメカン)を与えられるサポートなので紹介。
バトルポケモン以外にも行けるなら色々夢も広がったかもしれないが…
『ガラルサニゴーン』のワザ『おしつけさいせい』で復活させたHP「30」のポケモンVを、『トイキャッチャー』で呼び出して、キクコでとどめを刺すっていう流れ。。あるか。。
こちらポケモンにダメカンがのっていないと使えないのも調整が難しいか。
『おうえんYホーン』お互いのポケモンをこんらん状態にする
おうえんYホーンは、『ムゲンゾーン』収録の、お互いのバトルポケモンをこんらん状態にするグッズ。
こんらん状態は、バトル場から離れたら消えるので、お互いそこまで大きいデメリットはないが、軽い妨害にはなる。
こちらもこんらんするので、入れ替えなど治す手段や、『ヒスイマルマインV』などで逆に活かすなどで利用したい。
(『ヒスイマルマインV』に関しては、ワザを出すときにコイントスが必要になってしまうので、他の状態異常を利用した方が多分強い)
『メリッサ』次の相手のターンにポケモンVから受けるダメージを「−120」する
メリッサは『ロストアビス』収録のロストギミックが条件の防御系サポート。
次の相手のターンに自分のポケモン全員がポケモンVから受けるワザダメージを「−120」できるかなり防御に特化した効果。
効果自体は、軽減ダメージ量がかなり高くもはや相手の次のターンを奪うレベル。その代わり、自分のロストゾーンにカードが10枚以上ないと使えず、軽減対象もポケモンVからのワザのダメージのみ。
ワザダメージのみなので、ダメカンをのせる効果や特性でダメージを与える系も対象外。
また、ポケモンV以外からのダメージも普通に受けるため、完全な鉄壁というわけではありません。
相手の次のターンを予想して使うことになるため、使用タイミングや使用条件など悩みどころが多い上級者向けカードとも言えます。
ちなみに、最近追加された破格のダメージ軽減を持つカードとしては、『ザマゼンタVSTAR』がいますが、そちらと違い、こちらはサポートなので再利用などで毎ターン繰り返し使うことも可能です。(ですがあっちはポケモンV以外からのダメージも防げます)
妨害系の効果を持つスタジアム
『頂への雪道』ルールを持つポケモンの特性がなくなる
頂への雪道は、ルールを持つポケモン(ポケモンVやかがやくポケモンなど含む)の特性を無くすため、それを主軸にするデッキ相手にはかなりの妨害になる。初出は『白銀のランス』。
スタジアムは総じてすぐ相手にトラッシュされがちなので、そこまで長期間の居座りに期待はできない。
ポケモンVはもちろん、近年増えた「かがやくポケモン」にも有効な特性持ちが多いため、刺さる相手は多い。
逆に、特性がなくなることを利用して自分に不利な特性を持つ『ケッキングV』に怠けさせないようなこともできたりする。
『シンオウ神殿』特殊エネルギーが効果のない無色1エネルギーになる
シンオウ神殿は、『スペースジャグラー』収録の、全ての特殊エネルギーが効果のない無色1エネルギーになるスタジアム。
特殊エネルギーを採用している相手にはかなり刺さるのですが、基本エネルギーのみのデッキには置物になるのでサーチなどで呼び出す方が良いかもしれない。
『ガラル鉱山』ポケモンの逃げエネが2つ増える
ガラル鉱山は、お互いのポケモンの逃げエネが2つ増えるスタジアム。『反逆クラッシュ』収録。
お互い『ふうせん』で逃げにくくなるので、ポケモンを交代させるなら『ポケモンいれかえ』などトレーナーズで入れ替えられるカードを入れた方が良い。
逃げエネが増えることを利用して、『リーフィアVMAX』の逃げエネの数分ダメージが増えるワザ『くさむすび』や、相手が逃げれないとそのままきぜつさせることができる『ヒスイゾロアーク』のワザ『はめつののろい』などと組み合わせると強い。
『スパイクタウン』ポケモンがベンチに戻るたびダメカンを2つのせる
スパイクタウンは、『ムゲンゾーン』収録の、ベンチにポケモンが戻るたびダメカンを2つのせるスタジアム。
逃げるのを妨害する効果としては他に上述の『ガラル鉱山』がありますが、こちらは逃げられなくするというより、逃げることに軽い足枷を持たせる効果です。
ダメカンも2つなためパンチは弱いです。
『いにしえの墓地』超ポケモン以外がエネルギーをつけるとダメカンを2つのせる
いにしえの墓地は、『漆黒のガイスト』初出の、手札から超ポケモン以外にエネルギーをつけた際にダメカンを2つのせるスタジアム。
超デッキで採用して打点を上げたり、超ポケモンを使用していなくとも、相手にダメカンのっているときにダメージが上がる『ヒスイダイケンキVSTAR』などのポケモンとも相性が良い。
『大口の沼』たねポケモンをベンチに出すたびダメカンを2つのせる
大口の沼は、『タイムゲイザー』収録の、たねポケモンをベンチに出すたびそのポケモンにダメカン2つをのせるスタジアム。
こちらも、『いにしえの墓地』同様、『ヒスイダイケンキVSTAR』などのダメカンが乗っている相手に火力が上がるワザと相性が良い。
また、自分にも効果があるので、ポケモンにダメカンがのっていると効果がある系のポケモンとも相性が良い。
『崩れたスタジアム』ベンチポケモンの枠が4つになる
崩れたスタジアムは、お互いのベンチに出せるポケモンが4匹まで減るスタジアム。『スターバース』収録。
すでに4匹以上いるならトラッシュしないといけない。
上の方で書いている、サポートの『セイボリー』が少し緩めだが恒常になった感じの効果。
『ムゲンダイナVMAX』や普通にベンチを並べる相手にも有効です。
『ダイ木の丘』ポケモンが回復できなくなる
ダイ木の丘は、お互いのポケモンのHPが回復しなくなるスタジアムです。収録は『双璧のファイター』。
めちゃくちゃニッチな効果対策カードですが、例えば『ヒスイヌメルゴンVSTAR』など強力な回復効果を持っていたり、回復トレーナーズを多用するようなデッキタイプの対策にはなります。
『ロストシティ』きぜつしたポケモンがロストゾーンにいく
ロストシティは、『ロストアビス』収録のロストゾーン関連のスタジアム。
お互いのポケモンがきぜつした際にトラッシュに置かれずにロストゾーン(再利用不可の領域)に置かれるようになる。
きぜつしたポケモンをトラッシュから再利用できなくなるため、トラッシュ利用系のデッキタイプや、デッキに1枚しか入れられないかがやくポケモン、トラッシュにある時に使える特性やいる数を参照するような効果などの対策になり得ます。
ですが、あくまで「きぜつ」したポケモンが対象のため、手札や山札など「きぜつ」以外でトラッシュされた場合には対象外になります。
例えば、特性『ならくのうらもん』を持つ『ゲンガー』や上の『ホウオウV』、『ゾロアーク』の変化先1進化ポケモンなど直接トラッシュに送られている場合には何もできないため注意です。